原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/WebLogicServer/entry/weblogic_server_12_2_1
Domain to Partition Conversion Tool (DPCT) はWebLogic Server(10.3.6、12.1.2、12.1.3、もしくは12.2.1)の既存ドメインをWebLogic Server 12.2.1ドメインのパーティションに移行するためのアシスタントツールです。
このDPCTは、独立した、しかしながら関連する2個の操作から構成されています。
当初DPCTは、OTNからのみダウンロードできる別のZipファイルとして配布されていましたが、12.2.1.1.0から、DPCTは製品インストールとともに配布されるようになっています。
b) 利用にあたってパッチ適用は不要です
以前はDPCTを利用するにあたって、DPCTが生成したアーカイブをインポートするために移行先の12.2.1インストール環境にパッチを適用する必要がありましたが、この制限はなくなりました。
c) プラットフォームサポートの改善
Windows環境ではDPCT利用にあたって発生していた不具合は解決済みです。
d) レポートの改善
新しくなったレポートファイルは、エクスポートされた各ドメインに対して生成されます。移行元ドメインの詳細だけでなく、エクスポートされたアーカイブに取り込まれた構成リソースやデプロイメントの各々の詳細も列挙しますし、エクスポートできなかったリソースも記載されます。
e) オーバーライド時に使うJSONファイルのフォーマット変更
生成されたJSONファイルを使うと、インポート時に指定して移行先環境のカスタマイズを可能とするためのオーバーライド機構を提供します。このファイルの形式が正しく整形され、変更がより簡単、わかりやすくなりました。
f) JSONオーバーライドファイルへのリソースの追加
移行先ドメインに対するカスタマイズを支援するため、JDBCシステムリソース、SAFエージェント、メールセッション、JDBCストアといった追加のリソースを、生成されたJSONファイル内に構成可能なオブジェクトとして記述できるようになりました。
g) 新しいexport-domainスクリプトの包含
DPCT実行時に使うスクリプトを書き換え、新しいスクリプトとして追加しました。この新しいスクリプトはexport-domain.[cmd|sh]という名前で、ヘルプテキストがよりわかりやすく、スクリプトへの入力値に名前付きパラメータを利用できるようになりました。以前のスクリプトも後方互換のために提供しているので引き続き利用できますが、可能であれば新しいスクリプトを利用されることを推奨します。
移行元ドメインを検査してエクスポート・アーカイブを生成する際に、DPCTはリソースやデプロイメントのターゲットとして、移行先ドメインの適切なサーバやクラスタを指定できるようになりました。移行元ドメインの各サーバやクラスタに対し、対応するリソースグループオブジェクトが生成されたJSONファイルに作成されます。各リソースグループは専用の仮想ターゲットにターゲット指定されており、順に移行先ドメインのサーバやクラスタへターゲット指定できるようになっています。
移行元のドメインにおける特定のWebLogic Serverインスタンスやクラスタをターゲット指定しているすべてのアプリケーション・デプロイメントとリソースは、移行先ドメインのリソースグループに対応します。
この変更の結果、適切に新しい環境にマップできるようJSONファイルでターゲットを指定することによって、移行先ドメインが移行元のクラスタやサーバのリソースと異なる名前である状況であってもサポートできるようになりました。
以前あった、シングルサーバおよびクラスタトポロジーでのJMS構成のエクスポートに関わる数多くの制限が解決済みですので、一般的なJMSのユースケースでDPCTを使った移行がサポートされるようになりました。ドキュメントには既存の既知の制限が列挙されています。
https://blogs.oracle.com/WebLogicServer/entry/weblogic_server_12_2_1
Domain to Partition Conversion Tool (DPCT) はWebLogic Server(10.3.6、12.1.2、12.1.3、もしくは12.2.1)の既存ドメインをWebLogic Server 12.2.1ドメインのパーティションに移行するためのアシスタントツールです。
このDPCTは、独立した、しかしながら関連する2個の操作から構成されています。
- 既存のドメインを検査し、関連する構成やバイナリファイルを取り込んでアーカイブにエクスポートする。
- WebLogic Server 12.2.1で利用可能なパーティションへのインポートオプションを使って、エクスポートしたドメインのアーカイブをインポートし、新規パーティションを作成する。このパーティションには移行元からの構成リソースやアプリケーション・デプロイメントが含まれる。
Oracle® Fusion Middleware
Using Oracle WebLogic Server Multitenant 12c (12.2.1.1.0)
Migrating a WebLogic Server Domain to a Domain Partition
https://docs.oracle.com/middleware/12211/wls/WLSMT/config_dpct.htm#WLSMT1695
Key Updates
a) WebLogic Server 12.2.1.1.0をインストールするとDPCTも配布されるようになりました当初DPCTは、OTNからのみダウンロードできる別のZipファイルとして配布されていましたが、12.2.1.1.0から、DPCTは製品インストールとともに配布されるようになっています。
12.2.1.1.0のインストール環境からこのファイルを移行元ドメインのあるサーバへコピーし、展開して利用することができます。なお、DPCTはOTNからも依然としてダウンロードできます。$ORACLE_HOME/wlserver/common/dpct/D-PCT-12.2.1.1.0.zip
Free Oracle WebLogic Server Installers for Development
Domain To Partition Conversion Tool
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/weblogic/downloads/wls-for-dev-1703574.html
b) 利用にあたってパッチ適用は不要です
以前はDPCTを利用するにあたって、DPCTが生成したアーカイブをインポートするために移行先の12.2.1インストール環境にパッチを適用する必要がありましたが、この制限はなくなりました。
c) プラットフォームサポートの改善
Windows環境ではDPCT利用にあたって発生していた不具合は解決済みです。
d) レポートの改善
新しくなったレポートファイルは、エクスポートされた各ドメインに対して生成されます。移行元ドメインの詳細だけでなく、エクスポートされたアーカイブに取り込まれた構成リソースやデプロイメントの各々の詳細も列挙しますし、エクスポートできなかったリソースも記載されます。
e) オーバーライド時に使うJSONファイルのフォーマット変更
生成されたJSONファイルを使うと、インポート時に指定して移行先環境のカスタマイズを可能とするためのオーバーライド機構を提供します。このファイルの形式が正しく整形され、変更がより簡単、わかりやすくなりました。
f) JSONオーバーライドファイルへのリソースの追加
移行先ドメインに対するカスタマイズを支援するため、JDBCシステムリソース、SAFエージェント、メールセッション、JDBCストアといった追加のリソースを、生成されたJSONファイル内に構成可能なオブジェクトとして記述できるようになりました。
g) 新しいexport-domainスクリプトの包含
DPCT実行時に使うスクリプトを書き換え、新しいスクリプトとして追加しました。この新しいスクリプトはexport-domain.[cmd|sh]という名前で、ヘルプテキストがよりわかりやすく、スクリプトへの入力値に名前付きパラメータを利用できるようになりました。以前のスクリプトも後方互換のために提供しているので引き続き利用できますが、可能であれば新しいスクリプトを利用されることを推奨します。
export-domain スクリプトの利用方法Usage: export-domain.sh -oh {ORACLE_HOME} -domainDir {WL_DOMAIN_HOME}
[-keyFile {KEYFILE}] [-toolJarFile {TOOL_JAR}] [-appNames {APP_NAMES}]
[-includeAppBits {INCLUDE_APP_BITS}] [-wlh {WL_HOME}]
where:
{ORACLE_HOME} : the MW_HOME of where the WebLogic is installed
{WL_DOMAIN_HOME} : the source WebLogic domain path
{KEYFILE} : an optional user-provided file containing a clear-text passphrase used to encrypt exported attributes written to the archive, default: None;
{TOOL_JAR} : file path to the com.oracle.weblogic.management.tools.migration.jar file.
Optional if jar is in the same directory location as the export-domain.sh
{APP_NAMES} : applicationNames is an optional list of application names to export.
{WL_HOME} : an optional parameter giving the path of the weblogic server for version 10.3.6.Used only when the WebLogic Server from 10.3.6 release is installed under a directory other than {ORACLE_HOME}/wlserver_10.3
Enhanced Cluster Topology and JMS Support
上記に加え、エクスポート/インポート操作を再構築し、DPCTが数多くのWebLogic Serverの主要な機能をサポートするようになりました。移行元ドメインを検査してエクスポート・アーカイブを生成する際に、DPCTはリソースやデプロイメントのターゲットとして、移行先ドメインの適切なサーバやクラスタを指定できるようになりました。移行元ドメインの各サーバやクラスタに対し、対応するリソースグループオブジェクトが生成されたJSONファイルに作成されます。各リソースグループは専用の仮想ターゲットにターゲット指定されており、順に移行先ドメインのサーバやクラスタへターゲット指定できるようになっています。
移行元のドメインにおける特定のWebLogic Serverインスタンスやクラスタをターゲット指定しているすべてのアプリケーション・デプロイメントとリソースは、移行先ドメインのリソースグループに対応します。
この変更の結果、適切に新しい環境にマップできるようJSONファイルでターゲットを指定することによって、移行先ドメインが移行元のクラスタやサーバのリソースと異なる名前である状況であってもサポートできるようになりました。
以前あった、シングルサーバおよびクラスタトポロジーでのJMS構成のエクスポートに関わる数多くの制限が解決済みですので、一般的なJMSのユースケースでDPCTを使った移行がサポートされるようになりました。ドキュメントには既存の既知の制限が列挙されています。