原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/pshuff/entry/e_business_suite_in_the
この3日間で、複数のサーバを展開し、クラウドでサービスを隠蔽することで異なるレイヤを保護する方法について説明してきました。
このエントリでは、以下のチュートリアルの手順を辿ることにします。
デプロイメントを開始する前に、Oracle Cloud MarketplaceでEBS起動可能イメージをダウンロードする必要があります。Marketplaceで"e-business"イメージを検索します。
必要とするイメージは下表の通りです。
プロビジョニング前にこの設定を確認することができます。
この結果、起動可能ディスクを作成し、インスタンスを起動するOrchestrationが作成されます(少々時間がかかります)。完了すると、全てのプロビジョニング・ツールの実行と、マルチノードEBSインスタンスをデプロイする準備が完了します。
ComputeコンソールのOrchestrationページで想定通りに動作していることを確認することができます。
完了すると、4個のインスタンスがComputeサービスで動作していることがわかります。
まとめますと、単一のアプリケーションサーバ、単一のE-Business Suiteからなる複数インスタンスをプロビジョニングすることができます。このプロセスは、ドキュメントで説明されており、スクリプトかされています。これらのスクリーンショットや手順が、先述のオンラインチュートリアルを進める上で役に立つことを願っています。次は、データベースを保護し、パブリックインターネットから隠すために、以前話題にしていたセキュリティ原則を適用したいと思います。
https://blogs.oracle.com/pshuff/entry/e_business_suite_in_the
この3日間で、複数のサーバを展開し、クラウドでサービスを隠蔽することで異なるレイヤを保護する方法について説明してきました。
Networking 102今日は、複数のCompute CloudインスタンスにE-Business Suite 12.2.5のインストールプロセス、手順を辿っていくことにします。必要であれば、このインスタンスを開発およびテスト、QA、あるいは本番環境に利用することもできます。EBSのインストール方法はたくさんあることにご注意ください。Oracle Compute Cloud Service(IaaS)にすべてをインストール、つまりLinuxサーバ上にWebLogicとOracle Databaseをインストールすることができますし、データベース・コンポーネントをOracle Database Cloud Service(DBaaS)にインストールし、その他をIaaS上にインストールすることができます。また、データベースをDBaaSに、アプリケーションをOracle Java Cloud Service(JaaS)に、残りをIaaSにインストールすることもできます。現在推奨される展開シナリオは、IaaS上にすべてをデプロイし、お持ちのEBS、データベース、WebLogic Server、そしてIdentity Server用のライセンスを使うことです。
https://blogs.oracle.com/pshuff/entry/networking_102
https://orablogs-jp.blogspot.jp/2016/09/networking-102.html
Networking 102 - part 2
https://blogs.oracle.com/pshuff/entry/networking_102_part_2
https://orablogs-jp.blogspot.jp/2016/09/networking-102-part-2.html
hiding a server in the cloud
https://blogs.oracle.com/pshuff/entry/hiding_a_server_in_the
https://orablogs-jp.blogspot.jp/2016/09/hiding-server-in-cloud.html
このエントリでは、以下のチュートリアルの手順を辿ることにします。
Provisioning a Multi-Node Oracle E-Business Suite Release 12.2 Installation (with Database 12.1.0.2) to Oracle Compute Cloud Service最初に、マルチノード・インストールを実施していきます。このためには、他の全てのイメージをブートし、スタンドアロン・インスタンスにするためのプロビジョニング・ツールをインストールする必要があります。また、テストデプロイのためには、500GBのディスクストレージを持つComputeインスタンスが少なくとも4個必要です。個々の要件は下表の通りです。
http://www.oracle.com/webfolder/technetwork/tutorials/obe/cloud/compute-iaas/using_automated_ebs/04multinode.html
デプロイメントを開始する前に、Oracle Cloud MarketplaceでEBS起動可能イメージをダウンロードする必要があります。Marketplaceで"e-business"イメージを検索します。
Oracle Cloud Marketplace
http://cloud.oracle.com/marketplace/ja_JP/
必要とするイメージは下表の通りです。
Step 1:
検索結果のページでEBS 12.2.5 Fresh Install DB Tier Imageを選択し、イメージのページで、[アプリケーションの入手](Get App)をクリックしてダウンロードします。使用条件の画面が現れますので、了解した上でOKをクリックします。条件に同意すると、デプロイ可能なクラウドインスタンスのリストが現れます。サーバーのリストが現れない場合、インスタンスのプリファレンスでMarketpraceのアプリケーションをインスタンスにプロビジョニングすることを許可するチェックボックスにチェックを入れる必要があります。また、起動可能イメージをプロビジョニングするためには、Compute_Adminロールが必要です。ダウンロード後はComputeインスタンスに移動する必要はありません。DB Tier Imageをプライベートイメージにコピーしていきます。Step 2:
EBS 12.2.5 Demo DB Tier Imageをダウンロードします。残念ながら前画面に戻る機能がないので、再度Marketplaceのページで検索し、Demo DB Tier Imageを選択する必要があります。Step 3:
EBS 12.2.5 Application Tier Imageをダウンロードします。Step 4:
EBSイメージ(OSのみ)をダウンロードします。Step 5:
EBS Provisioning Tools Imageをダウンロードします。Step 6:
全てのイメージについて準備完了していることを確認します。イメージの準備が完了したことを通知する確認メールを受け取り、新規インスタンスを作成し、プライベート・イメージ領域にイメージを確認することができるはずです。5個のイメージが利用可能で、全てのイメージのための起動可能イメージを作成することができるはずです。Step 7:
プロビジョニング・ツールを使ってComputeインスタンスを作成します。OC3インスタンスを使い、デフォルト設定で作成していきます。新たなセキュリティ・リストを作成し、HTTPアクセスを許可するようにします。プライベート・イメージのリストから起動イメージを選択する必要があります。プロビジョニング前にこの設定を確認することができます。
この結果、起動可能ディスクを作成し、インスタンスを起動するOrchestrationが作成されます(少々時間がかかります)。完了すると、全てのプロビジョニング・ツールの実行と、マルチノードEBSインスタンスをデプロイする準備が完了します。
Step 8:
SSHを使ってopcユーザでサーバに接続します。IPアドレスは前のページで取得します。最初の接続施行時にセキュリティリストにデフォルトを追加する必要がありました。そうしない場合、接続がタイムアウトで失敗します。SSHルールを追加すると、想定通りに動作しました。Step 9:
ユーザーをoracleに切り替えて以下のコマンドを実行します。ComputeサービスのComputeエンドポイントを求めるプロンプトが現れます。ComputeダッシュボードでComputeの詳細でRESTエンドポイントをチェックしておく必要がありますが、今回の場合少々変更が必要です。このドメインと2個のゾーンが関連付けられており、z17ゾーンではなくz16ゾーンに接続したいのです。エンドポイント、アイデンティティ・ドメイン、アカウントID、アカウントパスワードを指定して、起動可能なイメージのリストを取得します。リストの一番下に、EBSイメージがあり、これがよさそうです。z17ゾーンを使ってイメージが現れない場合には、z16ゾーンに変更して同じ操作を繰り返すことが重要です。これは、常にインスタンスの最も若い番号のゾーンにイメージをデプロイするというMarketplaceの構成が原因です。knife oc image list
Step 10:
/u01/install/APPS/apps-unlimited-ebs/ProvisionEBS.xml を編集し、アイデンティティ・ドメインとユーザー名をknifeコマンドの出力結果に置き換えます。後続のコマンドは少々スクリーンショットと異なることに注意しておいてください。また、OSイメージを日付を含めるよう変更する必要もありました。そうしなければ、これから実行しようとするPerlスクリプトが失敗します。このファイル名は/Compute-obpm44952/pat.shuff@oracle.com/Oracle-E-Business-Suite-OS-Image-12032015 としていますが、皆様の環境では異なるファイル名になるはずです。Step 11:
以下のコマンドを実行してインストールを開始します。これは、前のセクションで取得したxmlファイルを読み取り、他のインスタンスをインストールするためのメニューシステムを表示します。システムは再度ComputeサーバのREST APIエンドポイント、ストレージのREST APIエンドポイント(ダッシュボードでストレージをクリックして確認してください)、アイデンティティ・ドメイン、アカウント名、パスワードを尋ねます。今回はテストインストールなので、マルチノードの単一アプリケーション・サーバへのインストールのために3を選択しました。その後、Perlスクリプトは、chefをインストールし、cookbookをpullし、データベースやアプリケーション・サーバをインストールして、Computingインスタンスにサーバ・インスタンスを構成します。このステップには少々時間がかかります。インストールされるものを把握するまでは、全てのオプションと構成を試してみることをおすすめします。今回はデモインストール用途で、開発・テスト用途のインストールではないため、単一のアプリケーション・サーバ・ノードと、単一のデータベース・ノードを使いましたが、デモや開発用途で、複数のアプリケーション・サーバ・ノードを使うこともできます。このプロセスでのスクリーンショットの一部は以下の通りです。今回のインストールをprsEBSと呼ぶことにします。prsEBSに対する参照を見かけた場合、このインストールに関連します。プロセスは、Orchestrationをクラウドサービスにデプロイした後、Oracle Cloudでこれらのサービスを開始します。perl /u01/install/APPS/apps-unlimited-ebs/ProvisionEBS.pl
ComputeコンソールのOrchestrationページで想定通りに動作していることを確認することができます。
完了すると、4個のインスタンスがComputeサービスで動作していることがわかります。
まとめますと、単一のアプリケーションサーバ、単一のE-Business Suiteからなる複数インスタンスをプロビジョニングすることができます。このプロセスは、ドキュメントで説明されており、スクリプトかされています。これらのスクリーンショットや手順が、先述のオンラインチュートリアルを進める上で役に立つことを願っています。次は、データベースを保護し、パブリックインターネットから隠すために、以前話題にしていたセキュリティ原則を適用したいと思います。