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[WLS, FMW] Oracle Database 12.2 Feature Support with WebLogic Server

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原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/WebLogicServer/entry/oracle_database_12_2_feature

ようやくリリースされました。Oracle Database 12cR2のダウンロードが可能になりました。WebLogic Server(WLS)とOracle Database 12cR2の連携は、2年間にわたって進められてきました。

このエントリでは、WebLogic ServerリリースでOracle Database 12cR2の機能がどのようにサポートされているかについて説明します。

Using Older Drivers with the 12.2 Database Server

WebLogic ServerとOracle Database 12cR2を連携する上で最も簡単な方法は、WebLogic Serverのインストーラに含まれるOracle JDBCドライバのjarファイルを使用することです。Oracle Database 12cR2に対して11.2.0.3、11.2.0.4、12.1.0.1、12.1.0.2のJDBCドライバを使用している場合、既知の問題またはアップグレードの問題はありません。ドライバのサポートとOracle Database 12cR2の機能に関する詳細情報は、以下のURLを参照してください。
Which version of JDBC drivers are supported ?(Oracle JDBC FAQ)
http://www.oracle.com/technetwork/database/enterprise-edition/jdbc-faq-090281.html#01_01

Using the Oracle 12.2 Drivers with the 12.2 Database Server

新しいOracle Database 12cRの機能を使うためには、Oracle Database 12cR2のJDBCドライバjarファイルを使う必要があります。

注意いただきたいのは、Oracle Database 12cR2のJDBCドライバjarファイルはJDK 8でコンパイルされている、という点です。JDK 8をサポートするWebLogic Serverのうち、最も古いものは12.1.3ですが、Oracle Database 12cR2のJDBCドライバjarファイルは以前のバージョンのWebLogic Serverでは動作しません。以前のバージョンのWebLogic Serverでは、上述の通り、WebLogic Serverのインストーラに含まれるJDBCドライバファイルを使って、Oracle Database 12cR2に接続することができます。このエントリはWebLogic ServerのFusion MiddleWare (FMW) デプロイメントには当てはまりません(訳注:Fusion Middleware Infrastructureのことを指しています)。次期リリースバージョンであるFusion Middleware 12.2.1.3で、Oracle Database 12cR2のドライバjarファイルが同梱され、サポートされることでしょう。

Required Oracle 12.2 Driver Files

Oracle Database 12cR2のJDBCドライバjarファイルは、WebLogic Server 12.1.3、12.2.1、12.2.1.1、12.2.1.2に付属していません。
この章では、Oracle Database 12cR2のJDBCドライバを上記リリースのWebLogic Serverで利用するために必要なファイルを紹介します。これらのファイルは、Oracle Database 12cR2の $ORACLE_HOME ディレクトリにインストールされます。

注意
これらのjarファイルは、WebLogic Serverを実行するために使用されるCLASSPATHの先頭に追加する必要があり、すべての12.1.0.2のクライアントjarファイルの前に設定する必要があります。

以下のojdbcファイルのうち一つを選択します(以前のリリースでは名前に7が入っていましたが、このリリースでは8が入っています)。
  • jdbc/lib/ojdbc8.jar
  • jdbc/lib/ojdbc8_g.jar
  • jdbc/lib/ojdbc8dms.jar
  • jdbc/lib/ojdbc8dms_g.jar
下表は追加が必要なドライバファイルです。
FileDescription
jdbc/lib/simplefan.jarFast Application Notification (新規)
ucp/lib/ucp.jarUniversal Connection Pool
opmn/lib/ons.jarOracle Network Server (ONS)クライアント
jlib/orai18n.jar国際化サポート
jlib/orai18n-mapping.jar国際化サポート
jlib/orai18n-collation.jar国際化サポート
jlib/oraclepki.jarOracle Walletのサポート
jlib/osdt_cert.jarOracle Walletのサポート
jlib/osdt_core.jarOracle Walletのサポート
rdbms/jlib/aqapi.jarAQ JMS のサポート
lib/xmlparserv2_sans_jaxp_services.jarSQLXML のサポート
rdbms/jlib/xdb.jarSQLXML のサポート

Download Oracle 12.2 Database Files

12cR2のJDBCドライバjarファイルを使ってこれらのリリースのいずれかを実行したい場合は、必要最小限のインストールのために、Oracle Database Clientのカスタムインストールを実行することをOracleは推奨します。以下のURLからDatabaseエントリを選択します。
Oracle Technology Network
http://www.oracle.com/technetwork/index.html
Oracle Database 12c Release 2で、ご使用のOSプラットフォームの「See All」のリンクを選択します。最小インストールでは、Oracle Database 12c Release 2 Clientにある適切なzipファイルを選択してダウンロードします。ファイルを解凍し、インストーラを実行しますが、その際にカスタムを選択し、以下のチェックボックスを選択します。
  • Oracle JDBC/Thin interfaces
  • Oracle Net listener
  • Oracle Advanced Security
管理者パッケージ・クライアント(Administrator package client)のインストーラ、またはデータベースのフルインストーラを使用してjarファイルを取得することもできます。jarファイルはすべてのプラットフォームで同じです。

Update the WebLogic Server CLASSPATH

Oracle Database 12cR2とOracle 12.2 JDBCドライバを使うためには、WebLogic Server環境のCLASSPATHを変更しなければなりません。上記の表で示した必須ファイルをCLASSPATHに(12.1.0.2ドライバjarファイルの前に)追加してください。

以下のサンプルコードは、WebLogic Server環境のCLASSPATHを更新するシンプルなシェルスクリプトです。環境変数ORACLE_HOMEが(例えば /somedir/app/myid/product/12.2.0/client_1 のように)適切に設定されていることを確認してください。
#!/bin/sh
# source this file in to add the new 12.2 jar files at the beginning of the CLASSPATH
case "`uname`" in
*CYGWIN*)
SEP=";"
;;
Windows_NT)
SEP=";"
;;
*)
SEP=":"
;;
esac

dir=${ORACLE_HOME:?}
# We need one of the following
#jdbc/lib/ojdbc8.jar
#jdbc/lib/ojdbc8_g.jar
#jdbc/lib/ojdbc8dms.jar
#jdbc/lib/ojdbc8dms_g.jar
if [ "$1" = "" ]
then
ojdbc=ojdbc8.jar
else
ojdbc="$1"
fi

case "$ojdbc" in
ojdbc8.jar|ojdbc8_g.jar|ojdbc8dms.jar|ojdbc8dms_g.jar)
ojdbc=jdbc/lib/$ojdbc
;;
*)
echo "Invalid argument - must be ojdbc8.jar|ojdbc8_g.jar|ojdbc8dms.jar|ojdbc8dms_g.jar"
exit 1
;;
esac

CLASSPATH="${dir}/${ojdbc}${SEP}$CLASSPATH"
CLASSPATH="${dir}/jdbc/lib/lib/simplefan.jar${SEP}$CLASSPATH"
CLASSPATH="${dir}/ucp/lib/ucp.jar${SEP}$CLASSPATH"
CLASSPATH="${dir}/opmn/lib/ons.jar${SEP}$CLASSPATH"
CLASSPATH="${dir}/jlib/orai18n.jar${SEP}$CLASSPATH"
CLASSPATH="${dir}/jlib/orai18n-mapping.jar${SEP}$CLASSPATH"
CLASSPATH="${dir}/jlib/oraclepki.jar ${SEP}$CLASSPATH"
CLASSPATH="${dir}/jlib/osdt_cert.jar ${SEP}$CLASSPATH"
CLASSPATH="${dir}/jlib/osdt_core.jar${SEP}$CLASSPATH"
CLASSPATH="${dir}/rdbms/jlib/aqapi.jar${SEP}$CLASSPATH"
CLASSPATH="${dir}/lib/xmlparserv2_sans_jaxp_services.jar${SEP}$CLASSPATH"
CLASSPATH="${dir}/jlib/orai18n-collation.jar${SEP}$CLASSPATH"
CLASSPATH="${dir}/rdbms/jlib/xdb.jar${SEP}$CLASSPATH"
例えば、このスクリプトをご自身の環境にsetdb122_jars.shという名前を付けて保存し、ojdbc8.jarとともに実行してください。
. ./setdb122_jars.sh ojdbc8.jar

WebLogic Server Integration with Oracle Database 12.2

いくつかのOracle Database 12cR2の機能はWebLogic Serverに既に含まれていて、新しいDatabaseのバージョン登場を待っていた状態でした。下表はそうした機能をまとめたもので、これらの機能を動作させるには、Oracle Database 12cR2のJDBCドライバjarファイルとOracle Database 12cR2が必要です。
機能WebLogic Serverへの機能追加時期Oracle Databaseでの対応時期
JDBC 4.2のサポート12.1.312.2
Service Switching12.2.112.2
XA Replay Driver12.2.112.2
Gradual Draining12.2.1.2.012.1
12.2で機能強化
UCP MT Shared Poolのサポート12.2.1.1.012.2
@alias や @ldap をURLに含む場合のAGLのサポート12.2.1.2.012.2
Sharding APIWebLogic Serverデータソースで直接利用できないが、(12.2.1で追加された)WebLogic Server UCPネイティブデータソースタイプを使うと利用可能12.2

これらの機能および将来のWebLogic Serverのリリースで追加予定の統合機能に関する詳細は、他のエントリをお待ちください。

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