原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/java-platform-group/introducing-java-se-11
どれだけの時間が過ぎたことでしょう。ユーザーにとって活気に満ちた未来が続くことを確実にするため、Oracleは過去数ヶ月の間にJava Platformを進化させるための変更を発表してきました。一部ご紹介しましょう。
Oracleは、Oracle OpenJDKリリースでGNU General Public License v2, with the Classpath Exception (GPLv2+CPE)を使ってJDKを提供するだけでなく、Oracle製品やサービスの一部としてOracle JDKを利用のお客様やオープンソースソフトウェアを利用したくないお客様のため、商用ライセンスの下でJDKを提供します。これらは、無料と有償の取引条件の組み合わせであるこれまでの "BCL"ライセンスに取って代わるものです。
https://blogs.oracle.com/java-platform-group/introducing-java-se-11
どれだけの時間が過ぎたことでしょう。ユーザーにとって活気に満ちた未来が続くことを確実にするため、Oracleは過去数ヶ月の間にJava Platformを進化させるための変更を発表してきました。一部ご紹介しましょう。
Increasing the pace and predictability of delivery
Java 9のリリース以降、Java Platformは6ヶ月のリリースサイクルに移行しました。この結果、開発者は継続的な機能強化に迅速にアクセスできます。Update and FAQ on the Java SE Release Cadenceリリースは現在、毎年3月と9月に行われますが、これは数年に一度、数百もの変更を取り入れるのではなく、変更がより正確かつ予測可能なペースで行われることを意味します。
https://blogs.oracle.com/java-platform-group/update-and-faq-on-the-java-se-release-cadence
https://orablogs-jp.blogspot.com/2018/05/update-and-faq-on-java-se-release.html
Making Java even more open
開発者の生産性を向上するために、以前は有償ライセンスでのみ利用可能だった商用機能をオープンソース化しました。これにより、Oracle JDKとOracle OpenJDK(つまりOracleがビルドしたOpenJDKバイナリ)リリース間の互換性が大幅に向上しています。以前有償機能だったもののうち、OpenJDKで利用可能なものとして、Application Class Data Sharing、Project ZGC、Java Flight Recorder (JFR)、Java Mission Control (JMC)などがあります。そして最近、OracleはJMCテクノロジーをOpenJDKとOracle JDKの両方のユーザーが利用できるようにするため、別のダウンロードとして提供する計画を発表しました。Java Mission Control - Now serving OpenJDK binaries too!
https://blogs.oracle.com/java-platform-group/java-mission-control-now-serving-openjdk-binaries-too
https://orablogs-jp.blogspot.com/2018/08/java-mission-control-now-serving.html
Introducing the Java SE Subscription
Oracleは今夏、Java SE Subscriptionを発表しました。A Quick Summary on the new Java SE Subscriptionこのモデルは、本番環境でJavaを実行している、世界中の数百万の企業に対するあらゆるJava SEライセンスとサポートへのニーズをカバーするものです。このサブスクリプションは、商用サポートを必要としない開発者および組織が利用可能な長年にわたる無料のOracle OpenJDKを補完します。
https://blogs.oracle.com/java-platform-group/a-quick-summary-on-the-new-java-se-subscription
https://orablogs-jp.blogspot.com/2018/06/a-quick-summary-on-new-java-se.html
Java SE Downloads6ヶ月リリースサイクルで最初のFeature Release(機能リリース)であるJava 10から6ヶ月後にOracleはJava 11をリリースしています。
https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
Oracleは、Oracle OpenJDKリリースでGNU General Public License v2, with the Classpath Exception (GPLv2+CPE)を使ってJDKを提供するだけでなく、Oracle製品やサービスの一部としてOracle JDKを利用のお客様やオープンソースソフトウェアを利用したくないお客様のため、商用ライセンスの下でJDKを提供します。これらは、無料と有償の取引条件の組み合わせであるこれまでの "BCL"ライセンスに取って代わるものです。
Oracle JDK Releases for Java 11 and Laterつまり、ユーザーがJava 11を自身のニーズにあわせることができる、ということです。
https://blogs.oracle.com/java-platform-group/oracle-jdk-releases-for-java-11-and-later
https://orablogs-jp.blogspot.com/2018/09/oracle-jdk-releases-for-java-11-and.html
- Java 11は長期サポート(LTS)リリースです。つまり、プラットフォームの採用に慎重な、長期サポートを必要とするユーザーは、Java SE Subscriptionを通じてOracle JDKバイナリのライセンスを取得できるため、ユーザーは少なくとも8年間はJava 11 LTSリリースのアップデートを入手できます。サブスクリプションにより、テストならびに動作保証が済んだ、Java SEのパフォーマンス、安定性、およびセキュリティーに関するアップデートをOracleから直接入手できますし、その他の利点として、24時間365日のMy Oracle Support(MOS)へのアクセスと27言語でのサポート、Java SE 8 Desktopの管理、監視、デプロイ機能も利用できます。
- 新しい機能拡張に迅速にアクセスしたいユーザーのみなさまは、引き続きOracle OpenJDKリリースを利用できます。Java 9およびJava 10の場合と同様に、このリリースのユーザーは、Oracleが提供する徹底的にテストされた、オープンソースのOpenJDKビルドを入手できます。
JDK 11一部をご紹介しましょう。
http://openjdk.java.net/projects/jdk/11/
- JEP 321 - HTTP Client (Standard)
http://openjdk.java.net/jeps/321
JDK 110によってJDK 9で導入され、JDK 10で更新されたHTTP Client APIを標準化しました。 - JEP 332 - Transport Layer Security (TLS) 1.3
http://openjdk.java.net/jeps/332
TLS 1.3はTLSプロトコルの大幅な改良であり、以前のバージョンよりも大幅にセキュリティとパフォーマンスが向上しました。 - JEP 328 - Java Flight Recorder (JFR)
http://openjdk.java.net/jeps/328
JFRはミッションクリティカルなJavaアプリケーションのトラブルシューティングのための、高性能な実行情報の記録エンジンと低オーバーヘッドのデータ収集フレームワークです。 - JEP 333 - Project ZGC
http://openjdk.java.net/jeps/333
ZGCは実験的ではあるものの予測可能な低レイテンシのガベージ・コレクタ(GC) で、比較的小さな(数百MB)から非常に大きな(数TB)までの範囲のヒープを処理できます。 - JEP 330 – Launch Single-File Source-Code Programs
http://openjdk.java.net/jeps/330
Java入門者が感じるJavaの敷居を下げるため、スクリプトや関連する方法からの利用を含む、単一ファイルのJavaソースコードとして提供されるプログラムを実行するようにJavaランチャーを機能強化しました。
JDK 12世界中で1,200万人の開発者がJavaを実行しており、Javaは、ソフトウェアプログラマが選択するプログラミング言語の第1位であり続けています。また、Java 11が示すように、継続的な計画とエコシステムの関与を通じて、Javaプラットフォームは、クラウドでのモダンな開発と成長に適しています。
http://openjdk.java.net/projects/jdk/12/