原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/integration/how-to-migrate-from-ics-to-oic
このエントリでは、ICS (Integration Cloud Service)インスタンスからOIC(Oracle Integration Cloud)インスタンスへのメタデータの移行についてご紹介します。移行対象のメタデータには以下のものが含まれます。
移行の一環でOICにコンテンツをインポートするために、OICで機能フラグを有効化する必要があります。機能フラグを有効化するには、Oracle Supportに対しSRを発行する必要があります。
(訳注)
この機能は18.4.1で全てのユーザーが利用できるようになっています。そのため、SRの発行は不要です。
また、ここで説明している内容は、ドキュメントにも記載があります。
移行手順の概要は以下の通りです。
管理者権限でアクセスして、エクスポートREST APIを実行します。以下はPostman RESTクライアントを使った例です。
移行ユーティリティはインポートに当たって複数の方法をサポートします。
管理者権限でアクセスして、インポートREST APIを実行します。以下はPostman RESTクライアントを使った例です。
管理者権限でアクセスして、エクスポートREST APIを実行します。以下はPostman RESTクライアントを使った例です。
https://blogs.oracle.com/integration/how-to-migrate-from-ics-to-oic
このエントリでは、ICS (Integration Cloud Service)インスタンスからOIC(Oracle Integration Cloud)インスタンスへのメタデータの移行についてご紹介します。移行対象のメタデータには以下のものが含まれます。
- 統合(Integration)、接続(Connection)、ルックアップ(Lookup)、ライブラリ(Library)、パッケージ(Package)、エージェントグループ(Agent Group)、カスタムアダプタ(Custom Adapter)など
- 任意の状態(開発中、アクティブ化済み、など)の統合が移行対象です
- 統合が参照しないルックアップ、接続といったリソースも移行対象です
- (接続で構成される)エンドポイント設定
- 証明書
- CSFストアに格納されている資格証明(Credential)
- データベースや通知(Notification)のような設定
- 接続、ルックアップなどといった依存関係と共に全ての統合を移行パッケージにバルクエクスポート
- エンドポイント構成や資格証明の移行
- "Integration calling Integration"における移行元ICSインスタンスから移行先OICインスタンスへのホスト、ポートの自動置換
- 自動「テスト接続(Test Connection)」
- アクティブ化済み統合の自動アクティブ化
Enabling Migration in OIC
(訳注)
この機能は18.4.1で全てのユーザーが利用できるようになっています。そのため、SRの発行は不要です。
また、ここで説明している内容は、ドキュメントにも記載があります。
Oracle® Cloud
Administering Oracle Integration Cloud
Export Oracle Integration Cloud Service Data Objects into Oracle Integration Cloud
https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/integration-cloud/integration-cloud-auton/export-oracle-integration-cloud-service-data-objects-oracle-autonomous-integration-cloud.html
Migration Lifecycle
移行手順の概要は以下の通りです。
- (移行先がOIC Autonomousの場合)Oracle Cloud Infrastructure環境にオブジェクトストレージバケットを作成する。これはICSとOIC間で移行パッケージを転送するために必要である。
- ストレージバケットの作成方法の詳細はこちらをクリックしてください。
- 1の手順が完了したら、ストレージURLとストレージの資格証明を使い、ICS環境のエクスポートREST APIを呼び出す。この操作でICSからデータをストレージサービスにコピーする。
- 必要であれば、エクスポート操作の状態を取得するREST APIを呼び出す。
- エクスポートされたオブジェクト、移行時のエラーや警告の情報は、移行レポートから取得できる。
- ストレージURLとストレージの資格証明を渡して、OIC環境でインポート操作を実行する。この操作により、ストレージからコンテンツをOICにインポートする。
- 必要であれば、エクスポートの状態を取得するREST APIを呼び出す。
- インポートされたオブジェクトや移行時のエラー、警告に関する情報は、移行レポートから取得できる。
Exporting the data from ICS
ICS環境から以下の手順を使ってデータをエクスポートします(OICからのエクスポートについては、Exporting the data from OICを参照してください)。管理者権限でアクセスして、エクスポートREST APIを実行します。以下はPostman RESTクライアントを使った例です。
Export Request:
ストレージサービス内で完了した構成に従い、以下の形式に基づいてストレージのURLを作成します。ストレージの資格証明も渡してください。https://swiftobjectstorage.region.oraclecloud.com/v1/tenancy/bucketストレージバケット作成に関する詳細はこちらを確認してください。
Response:
Checking status:
Checking the migration archive:
Importing the data into OIC
OIC環境にデータをインポートする手順は以下の通りです。移行ユーティリティはインポートに当たって複数の方法をサポートします。
No | importActivateMode value | Description |
---|---|---|
1 | ImportOnly | このモードでは、オブジェクトをインポートするだけで、統合のアクティブ化はしない。アダプターのエージェントをインストールする必要がある場合など、手作業の操作が必要な場合に利用する。 |
2 | ImportActivate | このモードでは、以前アクティブ化されている統合を全てインポートし、アクティブ化する。 |
3 | ActivateOnly | このモードは以前アクティブ化されている統合のアクティブ化のみ実行する。 |
管理者権限でアクセスして、インポートREST APIを実行します。以下はPostman RESTクライアントを使った例です。
ImportOnly Request:
ストレージサービス内で完了した構成に従い、ストレージURLを以下のフォーマットに基づいて作成します。ストレージの資格証明も渡す必要があります。https://swiftobjectstorage.region.oraclecloud.com/v1/tenancy/bucket
ImportActivate Request:
ActivateOnly Request:
Response:
Checking the import status:
インポートルクエストのペイロードとして帰ってくるjobidを、リソースに指定して渡します。以下の例では、jobidとして405を渡しています。Checking the migration report
以下の手順で移行インポートプロセスの結果を確認できます。Migration report location:
Sample report:
Exporting the data from OIC
OIC環境からデータをエクスポートする手順は以下の通りです。管理者権限でアクセスして、エクスポートREST APIを実行します。以下はPostman RESTクライアントを使った例です。