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ビジネスは常に変化していくものです。時にはその変化は、例えば支払いや流通のカレンダーに紐付いた、周期的なものであることもあります。しかし多くの場合には変化はダイナミックで、予期し難いものです。あなたの業務の量が変わるにつれて、コンピュートリソースをスケールアップして性能を向上したり、スケールダウンしてコストを減らしたりすることを、迅速にできるようにしておく必要があるでしょう。というわけで、Oracle Cloud Infrastructure上に存在しているあなたのVirtual Machine(VM)インスタンスは、インスタンスを再構築したりアプリケーションを再デプロイしたりする必要なしにCPU、メモリ、ネットワーク帯域幅を変えられるようになりました。
サイジング調整が容易に
VMインスタンスを開始するときにはいずれかのシェイプ(あるいはテンプレート)を選択し、それによりOCPUの数、メモリの量、ネットワーク帯域幅が決定されます。これまでは、将来的に必要になると想定される性能要件を加味した上で十分なリソースを持ったシェイプを選んで置く必要がありました。あなたのビジネスが予想よりもハイペースで成長した場合、新しいインスタンスを開始し、そこでアプリケーションを再構成する必要が生じていました。これからは、既存のインスタンスのシェイプを、アプリケーションとインスタンスプロパティを保持したまま、一回のリブートだけで変更することができるようになりました。
処理量の急な増大が来そう?たった数回のクリックだけで、VMインスタンスをより性能のよい構成にスケールアップすることができます。また、必要がなくなったらコスト効率の良い構成に変更するのも同様に簡単です。必要な数のOCPU、メモリ量、ネットワーク帯域幅を備えたシェイプを選べます。また、最新のIntel、AMDのプロセッサーを利用するようにシェイプを変えることもできます。
シェイプ変更のプロセスにはリブートが必要となりますが、ブロックボリュームやVNIC、流動的/予約済パブリックIPなどのインスタンスプロパティには影響ありません。より多いOCPU、メモリ、ネットワーク帯域幅を備えた新しいシェイプを利用するのに、アプリケーションを再構成したり、再インストールしたりする必要はないのです。
VMインスタンスシェイプの変更
コンソールからサイズ変更したいインスタンスの詳細ページを開き、Actions→Change Shapeとクリックします。
既存のシェイプとOSイメージで利用可能なシェイプのリストを表示するシェイプ選択画面が開きます。プロセッサータイプ、OCPUの数、メモリ量、ネットワーク帯域幅を勘案して使いたいシェイプを選択しましょう。そしてChange Shapeをクリック。
インスタンスが稼働中の場合、再起動されます。停止中のインスタンスのシェイプを変更する場合には、シェイプは変更されますが停止されたままです。
インスタンスが再起動された後、指定したシェイプに更新されており、インスタンスプロパティと付随物はそのままになっています。これであなたのワークロードのための新しいVMリソースが利用可能になったというわけです。
APIや他の開発者ツールでは、UpdateInstanceオペレーションを使うことでVMシェイプを変更できます。
シェイプ変更機能はすべてのリージョンで利用可能で、VM StandardとVM GPU3インスタンスでサポートされています。OSイメージと元のシェイプのプロセッサーにより、新しいシェイプのターゲットとして何が選べるかが決まります。
シェイプを変更すると、新しいシェイプの基準で課金が発生します。あなたのアプリケーションに必要なライセンスによっては、VMのOCPU数を増やすことで付随的なコストが発生する場合があります。
インスタンスのシェイプ変更方法とCompute VMのシェイプのリストについてのより詳細な情報についてはOracle Cloud Infrastructureのドキュメントをご覧ください。
Oracle Cloud Infrastructureのこうした新しい機能、また、他のエンタープライズグレードの機能について、ぜひ体験してみていただきたいです。300ドル分の無料クレジット付きのトライアルで簡単に試してみていただけます。詳しい情報はOracle Cloud Infrastructure Getting Started guide, Compute service overviewとFAQをご覧ください。