原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/theaquarium/the-road-to-jakarta-ee本日、Eclipse Foundationは、https://jakarta.eeとJakarta EEのロゴの公開、開発者アンケートの結果などを含む、Jakarta EEに関連する複数の発表を行っています。
Eclipse Foundation Unveils New Cloud Native Java Future with Jakarta EEここまでの道のりを紹介するいいタイミングかもしれません。
https://jakarta.ee/news/2018/04/24/eclipse-foundation-unveils-new-cloud-native-java-future-with-jakarta-ee/
Jakarta EE Community Survey of 1,800+ Java Developers Reveals “Cloud Native” Top Requirement in Platform’s Evolution
https://jakarta.ee/news/2018/04/24/jakarta-ee-community-survey/
Jakarta EE Software
https://jakarta.ee/
2016年終わりごろから2017年初頭、Java EEについて説明していたときに以下のようなスライドを冗談で使っていました。
その当時、誰も将来を予測していなかったと思います。その期間中、Java EEプラットフォームの将来について疑問が提起されましたが、Java EEにとって状況は簡単では簡単ではなかったことを思い出す必要があります。当時、OracleはJCP expertsと共にJava EE 8およびAPIの最終化に注力していました。
そのプロセスの比較的早い段階で、私たちはJava EEプラットフォームの将来についても考え始めました。つまり、Java EE 8以後の時代を「Java EE Next」と非公式に呼んでいました。JavaOne 2016で共有されていたJava EE 9の計画は、特に歓迎されなかったため、白紙に戻してやり直しました。Java EEエコシステムが再びわくわくするものかつ多数の方が関与するものたり得るには、根本的に異なる何かをしなければならないことは明らかでした。
長年にわたって提起されたJava EEに対するすべての懸念を取り除くために、我々はその時点から、よりオープンな方法で、より速いペースでプラットフォームを進化させるべきだと考えました。プラットフォームは、十分に確立されたガバナンスを含め、オープンソースモデルを採用しなければならないことは明らかでした。その初期の反省から、Oracleはエコシステムの主要プレーヤー、つまりRed HatとIBMと一緒に、Eclipse Foundationこそがこのラディカルな進化をホストするのにふさわしいと決定しました。多くの理由の1つは、EclipseがすでにMicroProfile.ioプロジェクトをホストしているという点です。MicroProfileでは、Java EEプラットフォームにマイクロサービス・アーキテクチャ向けの機能を追加しています。その後まもなく、Tomitribe、Payara、FujitsuなどのJava EEプレイヤーがイニシアティブに参加しました。こうして
プラットフォーム開発のEclipse Foundationへの移行は大仕事です。私は発言に責任を持てないのでここでは取り扱いませんが、複雑な法的問題を含め、多くの技術的側面と非技術的側面があります。さらに、私たちは小さなプロジェクトについて話しているわけではありません。例を挙げると、GlassFish、Jersey、Grizzly、Mojarra、Open MQを含む多数の確立されたプロジェクトについて話しています。しかもそれで終わりではありません。また、さまざまなTCKのオープン化に関連するあらゆる活動もあります。ただただ巨大な作業であり、おそらくEclipse Foundationがこれまでに進めてきたプロジェクトで最大のものでしょう(背景は以下をご覧ください)。
Background on Oracle’s contribution to Jakarta EEこれこそが、Jakarta EEがベースラインとしてJava EE 8を使用し、旧バージョンのプラットフォームがJakarta EEに含めないことを早期に決定した理由の一つで、このアプローチは端的に合理的かつ実用的でした。こうしている間にも、これらすべての成果が生まれています。Jakarta EEの重要な目標、つまりプラットフォームを進化させることに効果的に注力できるようにするために、そうした取り組みを背後におきながら、すべてが出そろうのを待つ必要があります。それに関連し、著名なコミュニティメンバーから以下のようなメールを最近受け取りました。
https://blogs.oracle.com/theaquarium/background-on-oracle%E2%80%99s-contribution-to-jakarta-ee
https://orablogs-jp.blogspot.jp/2018/04/background-on-oracles-contribution-to.html
私たちはJakarta EEとは無関係の問題について話し合いました。その人からの謝意にを心からありがたく思いつつ、本当にJakarta EE全体の取り組みについて強調する必要があると考えています。コミュニティー内でVisibilityがある人もいます(PMCにおけるOracleの代表であるDmitry Kornilov(@m0mus)、エバンジェリストとしてのDavid Delabassee)が、Oracle側の立場で言えば、まさにチームの成果なのです。Java EEをEclipse Foundationに移管するために背後(Oracle)では多数の人々が関わっています。関わりの濃淡にかかわらず、この作業に非常に多くの同僚が関わっているため、全員を紹介できませんし、リストにしても誰かを忘れてしまう可能性があるのでそういうことはしたくないのですが、特に言及すべきと考えている、Ed Bratt、Will Lyons、そしてBill Shanonの業績を公言させてください。彼らはJakarta EEを確実に誕生させるための作業の初期段階から休むことなく作業してくれました。皆さん、ありがとう!
また、通常プロジェクトがオープンソース化される場合、すべての法的側面を含む関連するすべての活動が上流で行われること、そしてすべてが議論され、合意された場合のみ、プロジェクトが公開されることを認識しておく必要があります。しかし、早い段階で、できるだけ透明性の高いものにすることを決めていました。そのため、昨年の夏の最初の意図を発表したのです。当時、まだ多くのことが決定されていませんでしたが、それゆえに、Jakarta EEの初期段階で、新しいけれどもすでに活発な活動をしているオープンソースコミュニティの創設をも含めて、現在の状況に至りました。Jakarta EEの究極の目標、すなわち、プラットフォームを来る10年に必要なオープンソースおよびJavaベースのクラウドネイティブの基盤への進化に適切に取り組むためには、まだまだ多くの作業が必要です。Jakarta EEコミュニティはそのゴールに向けて活発に活動しており、本日の発表が重要な初期マイルストンを表しています。
Eclipse Foundation Unveils New Cloud Native Java Future with Jakarta EE
https://jakarta.ee/news/2018/04/24/eclipse-foundation-unveils-new-cloud-native-java-future-with-jakarta-ee/